都立高校一般入試の合否に関わる内申点の計算の仕方

都立高校の一般入試は2022年度以降、調査書点と呼ばれている内申点、当日の学力検査の得点、スピーキングテストの評価の3つの要素で合否を決定しています。満点は1020点で、このうち20点分がスピーキングテストの評価となっており、残りの1000点の比率は志望先によって異なります。現行の都立高校入試では、学力検査の得点と調査書点の比率は7対3もしくは6対4で、内申点の重要性は学力検査の得点に比べれば低いといえます。しかし、学力が同程度である場合は日頃の学校での活動が数値化される内申点が合否の決め手となるため、軽視することはできません。

都立高校の入試における内申点の計算方法は特殊ではありますが、単純で誰でも計算することができます。各学校では、中学3年生の生徒の主要5教科と実技4教科の評価を5段階の数値であらわします。まず、この評価点のうち、学力検査で実施する教科についてはそのまま、実施しない教科については2倍します。これらを全て足し合わせると、満点に対する合計点の割合を計算することができるようになるとともに、それが都立高校入試の調査書点の配点に当てはめると何点に相当するかも計算できるようになります。

この計算結果が、各生徒の都立高校入試の得点に反映されます。例えば、ある中学3年生の全教科の評価が5段階のうちの4で、志望先の学力検査の対象科目が主要5教科全部だったとすると、各教科の評点を換算した点数は主要教科が20点、それ以外の4教科が32点の合計52点です。もし、志望校が1000点満点に対する調査書点の割合を3割としていたのであれば、換算して出される内申点は240点となり、4割であれば320点となります。

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