都立高校は私立高校に比べて学費が安いということはよく知られていますが、具体的にどのくらいの学費がかかるのか知らないという方が多いのではないでしょうか。まず都立高校の全日制課程授業料は、年額118800円で、月額にすると9900円になります。もしこの学費を払うのが困難であるなら、高等学校等就学支援制度を活用してみるのがいいでしょう。高等学校等就学支援制度は、都立高校に在籍している生徒を対象に、最大36ヶ月にわたって国が授業料を支援する制度です。
支給されるといっても、家庭にお金が支給されるのではなく、東京都から学校に直接支払われることになります。就学支援金の支給額は、授業料と同じ月額9900円です。したがって、授業料は実質無料になります。この就学支援金制度の目的は、生徒の家庭の経済的負担を軽減させることです。
ただし、この就学支援金制度は誰でも受けられるという訳ではありません。一定の所得制限があるので、所得制限を超えてしまうと支給を受けられなくなってしまうので注意が必要です。所得制限額は507000円で、年収910万円以下となっています。高等学校等就学支援制度を申請するにはどうしたらいいのかというと、高校から申請書が配布されます。
その申請書と課税証明書等の所得を証明する書類を提出することによって、手続きを行うことができます。新入生は年2回、在校生は年1回の手続きが必要で、それを行わないと支給されないので注意しましょう。
コメントする